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がん治療の資金調達

あるようでなかったアメリカでの話です。

がん治療に特化した資金調達サイトが米国でスタート、患者の経済負担をサポート

という記事がありました。

アメリカでは医療費が高く、ニューヨークなどでは初診料だけでも150ドルから300ドル(15,000円~30,000円)で、例えば急性虫垂炎で1日入院して手術を受けただけで、なんと1万ドル(100万円)以上が請求されています。

そんなアメリカでは、ご存知のように所得格差が大きく医療保険に加入していない人も多く、また保険によって条件が様々で治療方法や治療費の額によって適切に利用できないケースも多いということです。

Standbuy

そんな環境のアメリカで登場したのが、がん治療のための資金を広く募るサイト「Standbuy」

このStandbuyでは、闘病資金を調達したい人がインターネット上でキャンペーンを展開することができるというもので、患者のプロフィールやがんの種類、目標額、期限などが顔写真とともに掲載することができるのです。

そして、一般の人がStandbuyを見て助けてあげたいと思えば寄付ができるというシステムで、一種の「クラウドファンディンク」と言えます。

日本でも、起業家などの企業や個人が資金を集めるサイトや夢やアイデアを実現するために資金を集めるサイトができ始めていますが、今のところがんのような病気治療のための資金調達のサイトはないようです。

日本はアメリカと違い皆保険制度があり、また高額医療費制度や民間の保険も充実していますから、病気の治療費に関しては、まだこのような需要が起こってこないのかもしれませんね。

しかし、難病の子どもなどが、アメリカなどでしかできない高額な治療費を街頭の募金などで集めている姿がときどきマスコミで紹介されます。

私個人的には、がんなどの難病で、受ければ治る可能性の高い治療がお金がないという理由で受けられない事情の患者や家族のために、日本でもこのようなクラウドファンディングのサイトがあったらいいのになあと感じています。


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