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食道がんの飲酒リスク

日経新聞の2014年4月の記事からです。

食道は体の中心部にあり、食べたり飲んだりした物を口から胃に受け渡す役割を担う。
この臓器は飲酒の影響を受けやすく、がんを発症する。
毎日酒を多く飲み続けると発症リスクが跳ね上がってしまう。
特に顔が赤くなる人は要注意だ。
早期に見つかれば内視鏡などで取り除けるが、進行してからだと大がかりな手術が必要になる。
酒を控えることと早期発見が重要だと専門家は話す。

食道は、のどの奥(咽頭)から胃の入り口までの間にある管で、この食道にできるがんが食道がんです。

食道は首と胸の中を通って胃につながっていますが、食道がんは胸の中の部分の食道に最も多く見られます。

胸の中には大動脈や心臓、気管支などといった重要な臓器や神経が多いため、治療や手術という観点から見ると、場所が悪く難しいがんです。

記事によると、京都大学の武藤教授らは健常者1,000人と食道がんになった330人について、内視鏡検査によって食道がどのくらいダメージを受けているかを3段階に分けるとともに、飲酒すると顔が赤くなるかどうかで区別し詳しく比較したということです。

飲酒量を日本酒換算で1日1合、2合、4合とゼロで分類し、「酒を飲んでも顔が赤くならず、1日の飲酒量はゼロ、食道のダメージも3段階の中で最も低い人の発症リスクを1」として、それぞれの組み合わせでリスクをはじき出した結果をリリースしています。

その調査によると、

  • 顔が赤くなるタイプで、1日の飲酒量は4合、食道のダメージが3段階で最も高い人の発症リスクは1,721倍
  • 顔が赤くなるタイプで、1日の飲酒量は2合で発症リスクは751倍、1合では30倍
  • 顔が赤くならないタイプでも、1日の飲酒量は4合、食道のダメージが大きい人の発症リスクは516倍

というような結果だということです。

お酒を飲んで顔が赤くなるかどうかは、遺伝による体質の差だということがわかっています。

お酒を飲んで体内に入ったアルコールは、まず肝臓内で「アルコール脱水素酵素」によって「アセトアルデヒド」という物質に変わります。

アセトアルデヒドは有害なので、肝臓内で「アセトアルデヒド脱水素酵素」によって無害の「酢酸」に分解され、酢酸はさらに二酸化炭素と水に分解され、最終的に体外へと排出されます。

この「アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)」が遺伝子によって「酒に強いタイプ」「酒に弱いタイプ」「酒が飲めないタイプ」の3つのタイプに分かれるのです。

お酒を飲んで顔が赤くなる人はALDHの活性が弱く酒に弱いタイプが多いと言われています。

もちろん、お酒に強い人でも量が多ければリスクは高いわけですが、顔が赤くなる人は特に無理をしない楽しいお酒にすることが大切ですね。


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