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前立腺がんの症状

前立腺がんは、他のがんと同じように特別な初期症状がありません。

概要でも説明したとおり、症状が似ているため前立腺肥大症と思い込む人も多いのですが、前立腺がんの場合に症状を自覚した時には、がんは既に進行しているのです。

具体的な症状としては、

  • 尿の回数が多くなる頻尿
  • 尿が出にくくなる排尿困難
  • 排尿後も尿が残った感じがする残尿感
  • 寝ていても度々尿意を感じる夜間多尿
  • トイレに行くまで我慢できなくなる尿意切迫
  • 下腹部不快感
  • 尿に血が混じる血尿

これらの症状で病院に行ったときの検診で、たまたま前立腺がんが発見されることがほとんどです。

また、前立腺がんはある程度進行していても、転移がなければ前立腺肥大症と症状がほぼ同じためにかなり進行してから発見される場合も多いのです。

前立腺がんが膀胱に浸潤すると、排尿痛や尿管がふさがれて起こる水腎症となり、背部痛が現れてきます。

また、前立腺がんは進行すると骨に転移しやすいがんで、腰痛などの骨の痛みや貧血、リンパ節転移による足のむくみなどがみられるようになります。

ですから、たまたま腰痛などで骨の検査を受けた時に前立腺がんが発見されることや肺転移によって発見されることもあります。


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