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がん相談で残念な時

もう30年近く相談業務をしていると、がん相談のお客様にもいくつかのパターンがあることに気づきます。

特にがんの場合は、ご本人がご来店されるケースは大体3割ぐらいでしょうか。

一番多いのはやはりご家族で、配偶者であったり成人したお子さんだったりします。

ご本人やご家族の場合は、状態や病院での治療方針、さらにご家族の状況まで必要とする情報は詳しくおうかがいできることが多いので、おすすめする漢方や機能性食品、生活でのアドバイスなどもスムーズに進みます。

しかし、がん相談のパターンとして結構苦労するのが、がん患者のご親戚や友人の場合なのです。

ご親戚の方がこられた例として、

「病院以外に何も飲んでないので何か良いものありませんか?」

よく聞いてみると、その方が健康食品をよく利用する方で、患者本人には何も聞かずに来られたのでした。

そして、「一回目は私が買うが二回目は本人にまかせる。」とのことでした。

また、患者の状態についても詳しくは把握されていませんから何をおすすめするか、こちらも悩むわけです。

いろいろと聞きながら、何とか良いであろうものをおすすめし、

「こういう商品は安くはありませんから、ご本人が納得されて続けることに意味がありますから。」

と説明し、必ずお伝えいただくということになりました。

この方もご親戚のがんが治って欲しいという気持ちなのですから、こちらも真剣です。

また、たまにあるパターンとして、

「友人ががんで入院していて、これからお見舞いに行くので何か良いものはないか?」と…

こんなケースは「お見舞い」感覚の場合が多く、まず機能性食品の価格に驚かれます。

また、ご友人の場合は病状や治療方針などについて詳しくは把握されていませんから、話の着地点はおのずと決まってしまうのです。

ご予算をお聞きすると、3,000円~5,000円と言われることが多く、こんな時は、元気になる植物醗酵食品をおすすめしています。

植物醗酵食品はがんに対して攻撃力はないのですが、病気を治そうとする力を押し上げてくれます。

数十種類の野菜や果物を醗酵させているもので、病院の治療中や薬を飲んでいるときでも食べることができ、抗がん剤の副作用を和らげたり食欲も出てきます。

皆さんが、がん患者の方を心配して「何とかしたい」「少しでもできる事があれば」という想いでご来店されるのですが、このように情報不足でなかなか思いに添えない時は、残念でなりません。


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