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運動とがんリスク

運動をする女性は肺がんや乳がんになるリスクが低いってホント?

最近のニュースからです。

アメリカのシカゴで開催された2015米国臨床腫瘍学会(ASCO)の年次集会で、

運動をする女性は肺がん、乳がんになるリスクが低いことが2件の研究で示された。

という記事です。

1件目は、肺がんリスクに関する米スタンフォード大学の研究結果です。

50歳~79歳の女性を対象とした長期的な追跡調査である「女性の健康イニシアチブ(WHI)」のデータにから閉経後の女性約13万2,000人を対象に運動量と肺がんリスクと肺がんによる死亡率の関係を調べました。

その結果、約12年の追跡調査期間中に内2,200人強が肺がんを発症し、1,400人が肺がんで死亡したということがわかりました。

この調査対象者を運動に費やす週あたりの時間で比較した結果、運動量の多かった女性は少ない群に比べて肺がんの発症率も死亡率も低かったということです。
ただ、この研究では運動の時間のみで比較し運動の強度は考慮していないということですから、ザックリの傾向と考えられます。

この研究発表の中では肺がんと関係の深い喫煙についても比較しており、運動をしていた元ヘビースモーカーや現在喫煙している人でも、運動しない喫煙者に比べて肺がんの発症率・死亡率が低かったということです。

そして、運動が肺がんリスクを軽減する要因として、運動によって肺機能が向上し吸入した発がん物質の沈着が抑えられるためだろうと言っています。

肺と運動は普通に考えても相関性があると推測できますから、中高年になっても個々に合った量と強度で何らかの運動をすることは必要ですね。

また、体に支障があって運動したくてもできない方は「呼吸」を意識するだけでも違ってきます。

もうひとつはフランスのの研究発表です。

1987~2014年に発表された計418万人の女性を対象とした38件の研究を検証した。その結果、身体活動量の最も高い群では、最も低い群に比べて乳がんリスクが11~20%低かった。運動をしない女性が週4~7時間の激しい運動をすれば、乳がんリスクを31%低減することができると、研究の筆頭著者である国際予防研究所(リヨン)のC・P氏はいう。

この研究では、ホルモン補充療法の経験のある人には運動の効果がないことから、運動によってエストロゲンを産生する脂肪細胞が減少することで乳がんリスクが低減するのだろうと推測しています。

運動とがんリスク

記事では別の学者も指摘していましたが、運動をすることによって肥満の防止になったり、体全体の機能が亢進されたりと、運動による様々に効果が結果として乳がんリスクを軽減したということでしょう。

がんに限らず健康と適度な運動は切っても切れない関係ですが、運動がよいからといって過度な運動は逆に過剰な活性酸素を誘発させるので、無理せず自分の体にあった運動が大切です。

何でも「ほどほど」がいいですね。


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