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副作用を抑える新DDS(ドラッグデリバリーシステム)

以前の記事で「がん治療に「ミクロの決死圏」」という変なタイトルで「ドラッグデリバリーシステム(DDS)」について書きました。

ドラッグデリバリーシステム(DDS)とは、ナノテクノロジーを用いて抗がん剤を直接がん細胞に届けるというものです。

抗がん剤を直接がん細胞に届けるということは、正常細胞での毒性が抑えられることから研究がつづけられています。

そして、今回は2014年9月末に岡山大学と岡山理科大学の共同研究グループが米科学誌「PLOS ONE」に掲載したドラッグデリバリーシステムの研究について触れてみます。

この発表の対象となる抗がん剤は「パクリタキセル」で、卵巣がんや非小細胞肺がん、乳がんや胃がん、子宮体がんなどに適応されています。

その副作用は、発熱や骨髄抑制、関節や筋肉の痛み、比較的軽い吐き気や嘔吐、そして頭髪以外の体毛を含めた全身的な脱毛どがあります。

副作用を抑える新DDS(ドラッグデリバリーシステム)

この抗がん剤パクリタキセルを「リソポーム」という直径約100㎚(ナノメートル:10億分の1m)のごく小さい球状の脂質膜の中に封じ込め、リソポームの表面にがん細胞を特異的に認識する抗体を結合させる処理を行い、がん細胞だけを狙い撃ちするようにしたということです。

また、パクリタキセルは難溶性のため、糖を付加して水溶性パクリタキセル誘導体として効率よくリポソーム内へ封入する技術も開発したということです。

そしてマウスでの実験では、通常ではマウスの致死量に相当する水溶性パクリタキセル誘導体を与えてもマウスは死なず、移植したヒト腫瘍の増殖を抑制させる事に成功したとのこと。

このようなドラッグデリバリーシステムが臨床で使用できるようになれば、これまで効果が不十分だったがん患者でも、その治療効果が上がると考えられ、今後の研究成果が期待されますね。


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