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肺がんの治療標的分子を発見

最近のがん治療で、その進歩が著しいものに「分子標的治療」があります。

がんの分子標的治療とは、正常な細胞とがん細胞の違いをゲノムレベルや分子レベルで解明して、がんの増殖や転移に必要な分子を特異的に抑えることによって治療する方法です。

2014年4月に「肺がんの新たな治療標的分子を発見」と独立行政法人国立がん研究センターがリリースしました。

肺がんは現在でも死亡率が高く治りにくいがんのひとつで、罹患数はがんのなかで3番目なのですが、死亡者数では最も多いがんです。

そんな肺がんの治療に新たな標的分子が見つかったということなのです。

同センターの研究グループは、細胞内でのDNA修復や細胞増殖停止、アポトーシスなどの細胞増殖サイクルの抑制を制御する機能を持ち、細胞ががん化したときアポトーシスを起させる遺伝子の「p53」に着目しました。

これまで肺腺がんの進展にはp53の変異による不活化が関与することがわかっていましたが、その分子機構は不明でした。

しかし、研究グループはp53変異によって誘導される悪性化促進因子として「TSPAN2(テトラスパニン2)」を同定し、過剰発現したTSPAN2は、がん幹細胞マーカーとして知られるCD44と協調的に働き、細胞内の活性酸素種(ROS)による酸化ストレスを抑えることをつきとめたとのことです。

このようなTSPAN2とCD44の働きによって、肺腺がん細胞は酸化によるダメージから保護され、異常な浸潤能や転移能を獲得し悪性化に拍車がかかるとのことです。

この研究成果としては、まだ標的分子であるTSPAN2が見つかったまでですが、今後TSPAN2を攻撃したり抑制する薬が研究され実用化されることと思います。

近年では、こんなレベルでがん治療が研究されているんですね。


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