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前立腺がんの新薬(ホルモン療法)

2020年には「前立腺がん」が男性がんの患者数第1位に

食生活の欧米化や高齢化により、2020年には「前立腺がん」が男性がんの患者数第1位になると「がん・統計白書」では予想しています。

前立腺がんの治療方法には他のがんと同じく「手術療法」や「放射線治療」、「化学療法」などが行われますが、前立腺がんでは「ホルモン療法」も行われます。

前立腺がんのホルモン療法は、転移のある場合や比較的高齢の患者に行われることが多く、早期のがんや若い患者に行われることは少ない治療方法でした。

その理由として、ホルモン療法は病気に関わらず多くの患者によく効くのですが、これまでのホルモン剤では有効期間が平均5年で「去勢抵抗性前立腺がん(CRPC)」に移行することが多い事や、男性ホルモンを抑えることによって起こる勃起不全や筋力の低下、体力の低下や骨粗鬆などの副作用があるからです。

去勢抵抗性前立腺がん(CRPC)になると、自覚症状も転移もない場合でも平均余命は約2年、自覚症状がなく転移がある場合の平均余命は1年~1年半、痛みなどの症状がある場合の平均余命は約1年しかないと言われていました。

ところが、2014年5月以降にこのような状況を打開する新薬が立て続けに発売され期待されています。

前立腺がんの新薬(ホルモン療法)

新薬のふたつはホルモン剤で、アステラス製薬の「イクスタンジカプセル」(一般名:エンザルタミド)と、アストラゼネカとヤンセンファーマの「ザイティガ」(一般名:アビラテロン)で、ひとつは抗がん剤でサノフィの「ジェブタナ」(一般名:カバジタキセル)です。

これまでは、ホルモン療法が効かなくなると、抗がん剤(ドセタキセル)を使うしかない状況が長年続いていましたが、今後は前記の新しいホルモン剤2種が、去勢抵抗性前立腺がん(CRPC)の第一選択肢になるということです。

そして、新薬を適切に使うことでより長い生存期間が期待でき、平均寿命までより良い生活を目指す治療の選択肢が増えたと期待されています。


【追記】
2014年12月10日に非常に心配な報道がリリースされました。

9月に発売された前立腺がん治療薬「ジェブタナ」を投与された患者約200人のうち、5人が死亡していたことが10日分かった。製造販売元「サノフィ」(東京都新宿区)は、投与と死亡の因果関係を否定できないとして、慎重に投与するよう医療機関に注意を呼び掛けた。
 同社や厚生労働省によると、ジェブタナは9月4日に発売された。12月3日までに約200人に投与されたが、白血球の一種「好中球」が大幅に減少する症状が40人に確認され、うち60代3人と70代2人が感染症などで死亡した。
 好中球の減少は添付文書の警告欄に記載されていたが、同社は改めて医療機関に注意喚起した。投与後は血液検査を継続的に行い、発熱など感染症の疑いがある場合は速やかに抗菌薬を投与するよう求めている。(時事通信)

「因果関係を否定できない」ということは、ジェブタナが原因かもしれないということですから、医療機関や医師が注意するのは当然ですが、患者やその家族も最大限注意する必要がありますね。


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