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がん細胞だけを攻撃する新抗体

2014年8月の東北大学のリリースによれば、副作用のない抗体医薬品の開発が可能になることが期待されます。

抗体医薬品とは、分子標的治療のひとつとして用いられる抗体を利用した医薬品のことです。

抗体とは、リンパ球のうち「B細胞」が産生する蛋白質で血液中や体液中に存在し、特定の分子(抗原)を認識して結合し、細菌やウイルスなどの微生物に結合すると、白血球による貪食が起こります。

また、がん細胞に結合しがん細胞を殺す働きもあり、多くの抗体医薬品が臨床で使用されています。

このように、抗体医薬品はがん細胞などの細胞表面の目印となる抗原をピンポイントでねらい撃ちするため、高い治療効果と副作用の軽減が期待できます。

しかし、各種のがんに対してのみ特異的な抗原を特定して抗体医薬品を開発することは非常に大変で、臨床で初めて予想外の副作用が発現することもありました。

今回リリースされた内容によると、これまでがん細胞に高発現する抗原としてムチン型糖蛋白質ポドプラニンがあることがわかっていましたが、正常細胞にも高発現していることが多いため、抗体医薬品の標的の対象となっていませんでした。

がん細胞だけを攻撃する新抗体

そこで、東北大学大学院医学系研究科の加藤幸成教授の研究グループは、がん細胞と正常細胞に同じ糖蛋白質が発現している場合、蛋白質に付加された「糖鎖」の種類の違いや糖鎖の付加位置の違いに着目し、その差を見分ける抗体を戦略的に樹立する方法を立ち上げ、CasMab(キャスマブ)法と命名しました。

CasMabは、ペプチドと糖鎖の両方を同時に認識する、全く新しい概念の抗体です。

ポドプラニンに対してCasMab を作製したところ、ポドプラニンを発現するがん細胞に強い反応性を示しましたが、ポドプラニンを発現する正常細胞には全く反応しませんでした。

このことから、ポドプラニンに対する CasMab は、副作用を心配することなく抗体医薬として開発を進めることができると考えられ、これまで開発が断念されていた複数の糖蛋白質に対して、副作用のない抗体医薬を開発することが期待されます。

抗がん剤と言えば「副作用」は付き物というイメージですが、本当に副作用の無い、そしてガンが治る抗がん剤が増えるといいですよね。

以上、がん細胞だけを攻撃する新抗体についての情報でした。


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