退院のお土産・・・(大腸がん)
私(延寿)が、現在の漢方くるみ薬局に勤務し始めたのは、2013年4月からですのでまだ半年足らずです。
「網膜色素変性症」という重度の視力障害のため、通常勤務に限界を感じていた時にご縁あって週に3日勤務でも働かせていただけることになったのです。(感謝)
今回の事例は、以前勤務していた漢方薬局でのことです。
お父様がステージⅢの大腸がんだということで、その娘さんが来店されました。
お話を伺うと、「生存率は70%」と言われたとのことでした。
しかし、娘さんにしてみると生存率が100%ではないということは大変なことだったわけです。
実直で真面目そうな娘さんは、私の質問にも詳しく答えられ、私も熱心に説明したはずです。
翌週になって、娘さんのお父様(患者ご本人)と奥様のご夫婦で来店されました。
私の説明が娘さんからどう伝わったのか、ご夫婦ともがんが完全に治ると思い込み期待してこられた様子で、少し反省する場面もありました。
娘さんからほとんど聞いていましたが、再度患者ご本人と奥様とに症状や治療方針などを聞き、状況に合った漢方薬と機能性食品を説明していきました。
すると「全部飲みたい。」と言われたのです。
説明した商品は、6・7種類だったと思いますが、いくらなんでも全部では負担も大きく効果の重なるものもありましたので、3品を選んでご購入いただきました。
別項でも書いていますが、漢方や機能性食品だけでがんが治ることはありません。
病院での計画的な治療や手術、患者ご自身の前向きな気持ち、そしてそれを支える家族の愛と理解、そこに漢方や機能性食品を上手く組み合わせてこそ良い結果が望めるのです。
このことをご夫婦にも、しっかりご理解いただけるように説明しました。
それから、手術までの1カ月半は、毎日のように電話や来店されて、がんの話や手術の話、漢方や機能性食品の話をしました。
当然とはいえ、本当に真面目で熱心だったことを今でも印象深く覚えています。
手術は、肛門温存で無事に終了しましたが、一時的にはストーマをしてその後もどす予定で、抗がん剤の服用もあるとのことでしたので、術後2週間は、漢方と機能性食品を飲むのを控えていただきました。
それから、約4カ月後にはストーマも外されて、ご自身の肛門から便が出るようになられたのです。
しかし、まだそれからが大変だったのです。
なんと、排便回数が1日に多い時で20数回、トイレから帰ってたらまたすぐにトイレ・・・
肛門の括約筋と神経の温存手術は、成功してもこのような術後の後遺症はつきものなのですが、ご本人からすれば早く元に戻りたいわけです。
お父様もかなりストレスがたまっていたのか、気丈な方だったのですが、電話で励ましていても日増しに声の張りが無くなっていくので心配になってきました。
担当医に聞いたところ、
「半年~1年でほとんど元に戻りますよ。手術が無事に成功して、これから良くなっていくためのお土産みたいなものですよ。」…と、言われたそうです。
私も「なるほど上手いことを言うなぁ」と思いました。
それから、担当医が言っていたように数カ月で良くなっていき、ご購入いただいた漢方薬と機能性食品は徐々に減らしていただきました。
そして、つい先日お電話でお話ししたところ「再発もなく元気だよ」と・・・私も嬉しい限りです。
ご自身やご家族やお知り合いが「がん克服」を模索しておられるようでしたら、ぜひ一度ご相談ください。長年の経験と実績を基にお役に立てるはずです。
がん克服事例
私が実際に受けてきた相談事例をご紹介しています。
また重複しますが、「末期がんの事例」と「現在継続中の事例」もピックアップしました。
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