がんを克服する目的・・・(乳がん)
数年前の大粒の雨の降る日でした。
朝一番に、ご夫婦が来店されました。
奥様の方が「乳がん」とのことなのですが、誰かのすすめか口コミで半信半疑で来られたのか、お二人とも口が重いのです。
私は、奥様の症状について色々な角度から聞くのですが、具体的なところまではお話しいただけず・・・。
できるだけその方に合ったものをおすすめしアドバイスするには、症状の他にも年齢はもちろん生活環境や家族構成、病歴や日頃の食事の内容なども聞く必要があります。
しかし、時折ご夫婦で顔を見合わせてうなずき合いながら、それから曖昧にお話しされると言った感じで、「もしかしてドクターかな?」とその時は思いました。
「とにかく、効くものが欲しい!」とのこと・・・。
私も「症状などが詳しくわからないとお選びするのが難しいです。」と伝えましたが、
「でも、何かあるだろう。」という感じなのです。
とりあえず、がん全般に実績のある漢方の一種の機能性食品とフコイダンをお渡ししたのでした。
たぶん年齢は50才前後だと思いましたが、言葉少ない中にも「何とか助かりたい!」という切羽詰まった感じを強く受けました。
それから1ヶ月後、再びご夫婦で来店され、2種類ともキッチリ飲まれているとのことで、レジ前でとりとめのない話をして帰られました。
しかし、2回目のその時も通院しているのかどうかも教えていただけませんでした。
そもそも西洋医学以外の漢方や、ましてや健康食品などは否定派だったのに、いざ自分ががんになると「何とか治りたい」という気持ちで来店されたのかもしれません。
その後も、規則正しく1ヶ月ごとに来店され、4ヶ月きちんと継続されていました。
そして、5ヶ月目のご来店の時でした。
「実は私の方が・・・」と、ご主人から相談をされたのです。
「先日、病院で前立腺肥大と診断された。」とのことでした。
ようやく、私やお渡しした機能性食品を少し信頼していただけてきたのでしょうか。
前立腺肥大に効果のある漢方薬と補助するサプリメントをお渡ししました。
また翌月もご来店され、ご主人は「とても調子がいい。」と、これまでになくニコニコと柔らかい表情です。
そして、約半年以上詳しくお話にならなかった奥様が、
「抗がん剤をつい最近までしていたのに副作用はほとんど出なかったし、体調もすごく良いの。」と、こちらも、ニコニコと柔らかい表情でお話しされたのです。
来月には、乳がんの検査結果がわかるということでした。
私は、お二人が帰りがけに思い切って自分の思う事を伝えました。
「ほとんどの方ががん告知をされた時から、どうすれば助かるのか?何をすれば良いのか?どこに行けばよいのか?など助かる術のことばかりを追ってしまいます。」
「普通は人間みなそうなりますが、それでも日々時間は過ぎていきます。」
「助かる術を探すのも大事ですが、”何のために助かりたいのか”も、大切ではないでしょうか。」
「そのために、家族との過ごし方や仕事のこと、自分のやりたいことなど、もう一度見つめなおし行動をすることにより、がん克服の道が見えてくるのではないでしょうか。」
と少し生意気なことを言ってしまいましたが、最初のご来店から毎月ご夫婦を見ていて私が感じていたことでした。
ご夫婦は、強くうなずいて店をあとにされました。
1ヶ月後、今度は来店ではなく、お電話でした。
「これからは、商品を送って欲しい。」とのことで、初めて住所や電話番号を教えていただき、さらに家族構成や病院名まで教えていただきました。
そして、「乳がんの検査の結果は非常に良好で、ドクターもビックリしている。」とのことでした。
その後2年間ずっと継続された結果、何と「がんが検査では見当たらなくなった。」とご連絡があったのです。
それからは私も薬局を移りましたのでお話しする機会もありませんが、ご健康で幸せな人生を謳歌されていることと拝察しています。
「何のためにがんを克服したいのか?」当たり前のようで、いざ当事者となると見失いがちな大切な事を考えさせられた事例でした。
ご自身やご家族やお知り合いが「がん克服」を模索しておられるようでしたら、ぜひ一度ご相談ください。長年の経験と実績を基にお役に立てるはずです。
がん克服事例
私が実際に受けてきた相談事例をご紹介しています。
また重複しますが、「末期がんの事例」と「現在継続中の事例」もピックアップしました。
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