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膵臓がんの概要

膵臓(すいぞう)

膵臓は、主に「食べ物の消化」と「血糖値の調節」を担っており、消化液(外分泌)とホルモン(内分泌)の両方を分泌する体内の唯一の臓器で、小さな細胞の集塊が無数に散らばっている「ランゲルハンス島」という部分とランゲルハンス島でない部分に分かれています。

また、膵臓は胃の裏側にあり、上に肝臓、下には横行結腸、後に大血管と左腎、右には十二指腸、左に脾臓と多くの臓器や血管に囲まれており、がんの早期発見や治療が難しいことの要因となっています。

膵臓が食べ物の消化のために分泌するものは「膵液(すいえき)」と呼ばれ、ランゲルハンス島でない部分から膵管を通り十二指腸に分泌され、これを「外分泌機能」と言います。

膵液中にはタンパク質分解酵素である「キモトリプシン」や「トリプシン」、炭水化物分解酵素である「アミラーゼ」、脂質分解酵素である「リパーゼ」などが含まれています。

ランゲルハンス島では血糖を低下させるインスリンや血糖を上昇させるグルカゴンなどのホルモンを産生し分泌しており、これを「内分泌機能」と言います。

膵臓がんの概要

膵臓にできるがんの約90%は膵管上皮(膵導管細胞)から発生する「膵管がん」で、通常はこれを「膵臓がん」と呼びます。

膵臓がんの患者は年々増加しており、現在では年間約2万3千人が膵臓がんに罹患しています。

部位別の罹患数では、男性では胃、肺、結腸、前立腺、肝臓、直腸に次いで7番目、女性では乳房、胃、結腸、子宮、肺、直腸、肝臓に次いで8番目です。

一方死亡数は、男性では肺、胃、肝臓、結腸に次いで5番目、女性では胃、肺、結腸、乳房、肝臓に次いで6番目で全体では5番目になりますが、罹患数に対する死亡数がほぼ同数と、他の部位のがんに比べ極端に高いのが特徴です。

この要因としては人口構成が高齢化したことと、膵臓が多数の臓器や血管に囲まれているため早期発見が難しく治療も難しいという点があげられます。

膵臓がんが発生する危険因子としては、糖尿病や慢性膵炎、肥満や喫煙などがあげられていますが、まだよくわかっていません。

ごく最近になって、厚生労働省研究班が膵臓がん患者は健康な人と比べ、血液中の特定のたんぱく質が減少することを発見し、将来はがん検診で使えるようにするとのことで、早期発見が可能となることが期待されています。


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