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膵臓がんのステージ分類

膵臓がんのステージ分類は以下の3点の進行度の組み合わせによって決められます。

  1. 膵臓がんの大きさと広がり「進行度(T)」
  2. リンパ節に転移しているか「リンパ節転移の広がり(N)」
  3. 離れた別の臓器への転移があるかどうか「遠隔転移(M)」

そして、その組み合わせにより膵臓がんのステージは、0、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、ⅣA、ⅣBの6つに分けられています。

0期が最も早期の膵臓がん、ⅣBが最も進行した膵臓がんです。


ステージⅠ
大きさが2cm以下で膵臓の内部に限局しており、リンパ節転移を認めない。
ステージⅡ
大きさが2cm以下で膵臓の内部に限局しているが、第1群のリンパ節*に転移を認める。または、大きさが2cm以上で膵臓の内部に限局しており、リンパ節転移を認めない。
ステージⅢ
がんは膵臓の内部に限局しているが、第2群のリンパ節*に転移を認める。または、がんは膵臓の外へ少し出ているが、リンパ節転移は第1群*までにとどまっている。
ステージⅣA
がんが膵臓の周囲の主要な血管や臓器を巻き込んでいる。
ステージⅣB
第3群リンパ節や離れた臓器に転移を認める。
※リンパ節の群分類

リンパ節を腫瘍のある場所からの解剖学的な距離により分類したもの。近いほうから順に第1群、第2群、第3群と呼びます。第3群より離れたものについては番号がついていません。

0期:非浸潤がん

日本膵臓学会「膵癌取扱い規約」(第6版2009年度)より
膵臓がんのステージ分類 N0 N1 M1
リンパ節転移なし 1群リンパ節までの転移がある 2群リンパ節までの転移がある 3群リンパ節までの転移がある 遠隔転移がある
T1 膵臓内に限局する、最大径が2cm以下の腫瘍 Ⅰ Ⅱ Ⅲ ⅣB ⅣB
T2 膵臓内に限局する、最大径が2cmをこえる腫瘍 Ⅱ Ⅲ Ⅲ ⅣB ⅣB
T3 膵臓外に展するが、腹腔動脈幹または上腸間膜動脈に浸潤を伴わない腫瘍 Ⅲ Ⅲ ⅣA ⅣB ⅣB
T4 腹腔動幹または上腸間膜動脈に浸潤する腫瘍 ⅣA ⅣA ⅣB ⅣB ⅣB

膵臓がんの病期は、上記の「日本の膵臓学会」が定めたものと国際的に使われている「UICC分類」があり、現在は両方とも使われています。

膵臓がんのステージ分類(UICC分類)第7版2010年

Ⅰ期
がんは膵臓の内部に限局しており、リンパ節や臓器への転移を認めない。
Ⅱ期
がんは膵臓の内部に限局しているが、所属リンパ節(がんに近いリンパ節)に転移を認める。または、がんは膵臓の外へ少し出ているが、周囲の主要な血管は巻き込んでいない。
Ⅲ期
がんが膵臓の周囲の主要な血管を巻き込んでいる。
Ⅳ期
離れたリンパ節や臓器に転移を認める。

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