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肝細胞がんのご相談・・・その後(8)

昨日、久しぶりにMさんとお会いしました。

もう、すっかり元気になられて最近はお仕事も忙しいそうです。

先日の検査の結果も良好で、久しぶりの画像検査でもがんは見当たらず、腫瘍マーカーの数値も正常値だったとのことでした。

担当医師は、前々からがんが消えていることが気になっていたらしく、

「Mさんは、他に何かしていることはあるのですか?」

と聞かれたみたいで、Mさんは「ラジオ体操をしています」と答えたらしいのです。

医師は何か拍子抜けしたみたいで、それ以上は聞かれなかったらしいです。

Mさん曰く、亜鉛など健康食品を飲用していることを話しても良かったのだが、根掘り葉掘り聞かれても説明がうまくできないので、別に言うこともないと思い少し茶目っ気を出して「ラジオ体操」と言ったらしいです。

また、Mさんの会社の最寄り駅にはエスカレーターがなく、以前は階段を昇ると息が上がってとてもつらかったそうです。

しかし、最近ようやくエスカレーターが完成したのですが、

「最近では息も上がらず階段が昇れて、調子が良いときは一段跳ばしで昇っています。エスカレーターは必要ないですわ。」と笑っていました。

ただ、Mさんは肝硬変からのがん化でしたので、現在の肝臓は残された正常な細胞だけで働いています。

そのことはMさん本人も十分理解されていて、

「肝臓もそうですが、他の臓器、体全体も大事に使っていきますわ。」とお話されていました。

まだまだMさんとは長いお付き合いになりそうです。


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