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肝細胞がんのご相談・・・その後

2013年9月8日に公開した相談事例「肝細胞がんのご相談」のその後についてです。

その時の記事では、その方は動注化学療法を2回受けられたにもかかわらず、来店される数ヶ月前からアンモニア濃度が高い状態が続き、ときどき軽い意識障害のような症状があるとのことで、肝性脳症の疑いもあると思い「担当の医師に相談された方が良いですよ。」とアドバイスしたのですが、医師からは治療を促す返事がなかったことを書きました。

現代医学では肝性脳症の治療は難しく、分岐鎖アミノ酸(BCAA)や低蛋白食による食事制限や便秘の改善などしか方法がないのです。

私は最初に、肝細胞がんに対する中国の樹木系の機能性食品をおすすめし飲んでいただいていましたが、そのお話を聞いて翌月には「亜鉛」を主とした機能性食品を追加するようおすすめしたのです。

先日の記事でも「亜鉛」が放射線防御(活性酸素除去)や「がん」にも良い事を書きましたが、「肝性脳症と亜鉛の関係」についても効果が期待できることを研究から学んでいましたので、この方におすすめしてみたわけです。

この選択は、良かったようでした。

先日ご連絡をいただき、検査の結果に驚いておられたのです。

「アンモニア濃度の数値が約1ヶ月で220から135に下がり、腫瘍マーカーのAFPも80から38になりました。」と、良い経過だと思います。

アンモニア濃度の基準値は30~80μg/dlで、AFPの基準値10.0ng/ml以下ですから、まだ正常値にはなっていませんし、血小板とアルブミンの数値も正常値には届いておらず、まだまだ手放しで喜ぶほどの良い状態ではありません。

しかし、アンモニア濃度と腫瘍マーカーが下がったことでご本人様も気持ちが上向いて元気になられていることが今後の良い経過を期待させられます。

この方は、今後も病院での治療と、おすすめしている2種類の機能性食品を継続されますので、その状況をまたお伝えしたいと考えています。


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