食道がんの概要

食道がんとは

食道とは、のどの奥（咽頭）から胃の入り口までの間にある管です。

そして、この食道にできるがんが食道がんです。

食道は胃に行くまでに首と胸の中を通っていきますが、食道がんは胸の中の部分の食道に最も多く見られます。

約半数が胸の中の食道中央付近から発生し、次いで約1/4が食道の下部に発生します。

日本では食道がんの90％以上が食道の内面をおおっている粘膜の表面にある上皮から発生する扁平上皮がんです。

食道がんは日本人など東洋人に多く、アメリカ人など欧米人には少ないのです。

これは、アルコールや熱いものや刺激物などの食生活の違いが関係していると思われています。

なかでも、お酒を飲むとすぐに顔が赤くなるタイプの人は、食道がんのリスクが高い人です。

また、たばこも関係があると言われています。

食道がんは、50歳以上からの発生が多くピークは70代、また男性の発生率は女性の約5倍です。

初期では、ほとんど自覚症状がないため発見が遅くなることが多いがんです。

また、食道の位置との関係もあり、気管やリンパ節に転移しやすいため、早期発見が大切です。

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また重複しますが、「末期がんの事例」と「現在継続中の事例」もピックアップしました。