自転車と前立腺がんの発症リスク
最近になって自転車ブームとなり、通勤に自転車を利用する人が増えています。
エコで環境にも健康にも良いですし、経済的にも負担が少なく一石三鳥でしょうか。
私個人的には目に障害があるため自転車には乗れず残念ですが、子どもたちは元気に自転車に乗っています。
ところが、気になる報道を目にしました。
長時間のサイクリングは危険?前立腺がんの発症リスクに
という見出しでした。
2014年7月にイギリスのロンドン大学の研究グループが発表した内容によると、
2012~13年に、男性サイクリスト約5000人を対象とした調査を実施。自転車に乗っている時間と、自己申告による勃起不全(ED)の有無、医師の診断による男性不妊および前立腺がんの発症との関連を調べた結果、自転車漕ぎの時間とEDとの関連は示されなかった。
ということで、一部で言われていた「自転車ED」は、この調査では否定されました。
しかし、この調査結果には続きがありました。
なんと、50歳以上の男性では1週間あたりの自転車に乗る時間が長くなるほど、前立腺がんリスクが上昇することが判明したというのです。
発表によると、1週間あたり8.5時間を超えて自転車に乗っている男性の前立腺がんリスクは、3.75時間未満の男性の6.14倍に、週に3.75時間以上~8.5時間未満でも3.75時間未満よりリスクが約3倍高かったとのこと。
1週間あたり8.5時間ということは、1日あたりわずか1時間強ということになりますから、自転車で毎日通勤している健康的な方の多くがあてはまりそうなのです。
これまで研究されてきた自転車のリスクの多くは性機能に関するもので、自転車と前立腺がんの発症リスクとの関係について考察した調査結果は今回が初めてだそうですから、他の調査結果を待つ必要もあると考えます。
それにしても、通勤などで自転車に良く乗る健康的な中高年にとって何とも気になる情報ですね。
ご自身やご家族やお知り合いが「がん克服」を模索しておられるようでしたら、ぜひ一度ご相談ください。長年の経験と実績を基にお役に立てるはずです。
がん克服事例
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また重複しますが、「末期がんの事例」と「現在継続中の事例」もピックアップしました。