マイクロRNA(miRNA)
先日の読売新聞の記事に、
「健康診断で血液や唾液から、がんを早期発見する」
という見出しがありました。
以前のブロクで、アメリカの15歳の少年ジャック・アンドレイカ君が小さな検査紙1枚を使い、わずか5分で膵臓がんを初期段階で発見する検査法を発見したことや、昭和大学が血液1滴から7分で幅広い超早期がんの診断法を開発したことなどを紹介してきました。
これらは、がんが発生している場合に特徴的なタンパク質を見つけ出す方法ですが、今回は「マイクロRNA(miRNA)」という遺伝物質からがんを早期発見しようということです。
RNAは「リボ核酸」のことで、DNA(デオキシリボ核酸)の遺伝情報を基にタンパク質を合成することを主な役目としています。
マイクロRNA(miRNA)は様々な生命現象とかかわりを持っているため、世界中で様々な基礎研究が盛んに行われ、新しい診断法や治療薬としての応用も期待されています。
国立がん研究センターなどの研究によると、体内の細胞はマイクロRNAを脂質の袋にくるんで血液の中に放出し、またごく一部は唾液にも含まれており、その様々な情報の中にはがんの手がかりになる情報も含まれているということです。
そこで、血液や唾液からマイクロRNAが入った袋を集めて遺伝情報を分析し、体内のどこでどんながんが生まれているかを早期診断する研究が世界的に進んでいるということなのです。
日本でもこの研究が進み実用化されればと、経済産業省は研究機関や医療機器メーカーを5年がかりで支援することを決めたとのことです。
このように、がんを普通の健康診断で超早期に発見できるように様々な技術の研究が世界中でどんどんと進行しているようで、1日も早く実用化されるといいですよね。
2014年8月時点の最新記事 ⇒ 「採血1回がん早期発見マイクロRNA」
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また重複しますが、「末期がんの事例」と「現在継続中の事例」もピックアップしました。