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がん幹細胞作製に世界初の成功

2014年7月、京都大学のiPS細胞研究所と神戸大学などの研究グループが「がん幹細胞」を人工的に作ることに成功したと発表しました。

がん幹細胞

京都大学iPS細胞研究所より

「がん幹細胞」は、当サイトでも何度か採り上げていますが、がん細胞の「親玉」というか「黒幕」で、がん細胞を作り出す細胞です。

化学療法などで、がん細胞がなくなったとみられていても時間が経つと再発したり転移するのもがん幹細胞が残っているからだと考えられています。

しかし、がん幹細胞は分裂が遅く抗がん剤が効きにくくて、いつ活動を始めるか分からないという厄介な細胞で、「miR-520d」や「テロメライシン」など、がん幹細胞をたたく方法が日夜研究されています。

そんな研究のためには、がん幹細胞自体が必要なのですが、ヒトの体内からは微量しか採取できず、研究が進まない原因となっていました。

そんななか、世界で初めて、iPS細胞を作る際の技術を応用して「がん幹細胞」を人工的に作ることに成功したのです。

具体的には、iPS細胞誘導の際に用いられる遺伝子「OCT3/4」「SOX2」「KLF4」を大腸がん細胞株に導入した後、iPS細胞作製とは異なる培養環境を用いることで、一部のがん細胞に大腸がん幹細胞でみられる特徴を獲得させることに成功。

その細胞は「人工大腸がん幹細胞」と名付けられ、ヒトがん組織中のがん幹細胞と同様の特徴を示すことを確認し、同時にこの人工大腸がん幹細胞を選択的に回収する方法も開発たということです。

今回の結果は大腸がんですが、今後は大腸がん以外の様々な種類の臓器がんのがん幹細胞作製に対しても幅広く応用可能であるかを検討していきたいとしています。

大腸がん以外にも乳がんや胃がんなどそれぞれのがん幹細胞が作製できるようになれば、がん幹細胞を標的とする新しい治療法を確立することが期待でき、がん患者の治療成績の大幅な向上に貢献できるのではないでしょうか。

改めてiPS細胞の発展性の高さを感じました。


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