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胃がんの最新治療①

胃がんの標準的な治療については「胃がんの治療方法」で解説していますが、この項では胃がんの最新治療をいくつか紹介いたします。

腹腔鏡手術

胃がんの腹腔鏡手術は、腹部に数か所の穴をあけるだけの体にやさしい手術方法として希望する患者が増え続けていますが、現段階では臨床試験として行われています。

2014年中にはほぼ症例の集積は終わるようですが、標準治療として位置づけられるかどうかが決まるのはさらに先になるとの見通しです。

ただ、臨床試験中とはいえ2002年に保険適用になってからは、4人に1人が腹腔鏡下手術を選んでいるということです。

そして、医療施設によってはⅠ期のみならずⅡ期Ⅲ期の進行がんに腹腔鏡手術を行い、「幽門側胃切除術」や「胃全摘術」、必要となるリンパ節の切除まで行われています。

しかし、腹腔鏡下手術には専門的なトレーニングが必要で、さらに技術を高めるには施術数も必要ですから、施設や医師の技術力の差が合併症や手術結果に直結します。

ロボット手術

このようなことから、人の手と器具だけで行う腹腔鏡手術の精度をさらに向上させるために、近年「手術支援ロボット」が開発され導入が始まっています。

この支援ロボットは「ダヴィンチ」と呼ばれ、視野が拡大された画像は3Dで奥行きもよくわかり、また手振れもなく関節があるので人間の手以上にスムーズに動くため、医師の技術力にあまり差が出ないとして導入が進んでいます。

ただし、現在はまだ自由診療なので、それなりの費用がかかります。

腹腔鏡下SN生検

先進医療として縮小手術の適応を拡大するものに「腹腔鏡下センチネルリンパ節(SN)生検」があります。

がんが転移する時には、まずリンパ管に入って近くのリンパ節に転移しますが、その最初に転移が及ぶリンパ節を「センチネルリンパ節(SN)」と呼び、「見張り番」という意味です。

そして、先にそのSNを開腹ではなく腹腔鏡によって見つけ出して切除し調べることによって、そこにがんが達していなければその先のリンパ節は切除する必要がなく、手術範囲をより小さくできるというわけです。

将来的には、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)と腹腔鏡下SN生検を行うことにより、胃を切除することなく治療を終えることも可能になると期待されています。


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