軟部肉腫の概要
軟部肉腫とは
がん(悪性腫瘍)は、大きくは3つに分けられます。
- 皮膚や消化器などにできるがん
- 血液のがん
- 筋肉、脂肪、骨、軟骨などにできる肉腫(サルコーマ)
そして、3の肉腫(サルコーマ)は、
- 骨にできる「骨肉腫」や「軟骨肉腫」
- その他の軟部組織にできる「軟部肉腫」
にわけられます。
では「軟部組織」とは?
脂肪組織、結合組織、神経、筋肉、血管、リンパ管などのことです。
軟部肉腫で患者数の多いのは以下の5種類です。
種類 | 概要 |
---|---|
悪性線維性組織球種 | 手足、特に大腿部の発生が多いのですが、腹部臓器のまわりや骨盤のまわりなど体幹部にも発生します。 多くは筋肉の中や筋肉と筋肉の間など体の深いところに発生しますが、皮下組織(皮膚と筋肉の間)といわれる体の表面に近い場所にも発生します。 |
脂肪肉腫 | 中年以後に発生する頻度の高い腫瘍で、両手足や後腹膜脂によく発生すると言われています。 組織型の違いによって分化型,粘液型,円形細胞型,多形細胞型などがあります。 |
平滑筋肉腫 | 平滑筋とは自分の意思では動かすことができない不随意筋で、食道や胃、腸、血管の周囲などの筋肉層のことです。 この筋肉層に発生する腫瘍が平滑筋肉腫ですが、多くは後腹膜、腸間膜に発生します。 高齢者の発生が多いのですか、日本人には少ないがんです。 |
横紋筋肉腫 | 小児に発生する比率が高く、約3分の2の症例は10歳以下に発生します。 体中のあらゆる部分に発生しますが、最も多いのは眼のまわりや脳の表面近くなど頭頸部で全体の約35%を占めます。 その他に膀胱や前立腺などの泌尿生殖器、次いで手足にも発生します。 |
滑膜肉腫 | 15~35歳の青年期の男性に多く発生し、膝などの四肢の関節の近くに発生することが多い肉腫です。 また、悪性腫瘍がほとんど発生しない手や足にも発生することがあります。 平均2~4年の経過を取るといわれており、20年の経過を示したものも知られています。 |
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また重複しますが、「末期がんの事例」と「現在継続中の事例」もピックアップしました。
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