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おけつ(瘀血)と「がん」

漢方を含む東洋医学での概念のひとつに「瘀血(おけつ)」と言われるものがあります。

体の隅々まで酸素や栄養を運んでくれる大切な役割を持つのが「血液」です。

それだけに血行不良になると、さまざまな病気を引き起こす原因となってしまいます。

この状態を東洋医学では「瘀血」と言います。

若くて病気になられる方や生活習慣病のほとんどが「瘀血」が関係していると言っても過言じゃありません。

そして「瘀血」は、「がん」のもとになるとも考えられています。

「瘀血」の初期症状として

  • 生理痛がある
  • 生理周期が不規則
  • 肌がくすみがち、ガサガサしている
  • 吹き出物が多い
  • 目の下にくまがある
  • 肩がこりやすい
  • 腰痛がある
  • 冷え性
  • のぼせやすい
  • 便秘がち

どれかあてはまるものがあるでしょうか?

これらの症状はまだ、西洋医学的には病気とまではいかない状況ですが、東洋医学では「未病」と言い何らかの方法で早目に解決しないと、すぐにでも病気になる状態なのです。

原因としては、

  • 食生活の乱れ
  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 運動不足
  • アルコールの多飲
  • 喫煙
  • 不規則な生活

などが積み重ることで、気付かないうちに進行していく場合が多いようです。

改めて原因を見てみると、がんを含めた様々な病気の原因に全て当てはまりますよね。

「瘀血」にならないということがそのまま「健康」と言えるわけです。

生活面で心がけることは当然ながら原因の逆で、

  • バランスの良い食事(日本食)
  • ストレスを溜めない生活
  • 睡眠不足をさける
  • 散歩やストレッチを生活に取り入れる
  • お酒を飲み過ぎない
  • 禁煙
  • 規則正しい生活を心がける
  • 体が冷えるクーラーや冷たい飲み物もできるだけ節制する

東洋医学では、この「瘀血」をサラサラ、イキイキとした血行に戻して行くために「活血」の漢方を用います。

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