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大腸がんの症状

初期症状に特徴が無い

大腸がんは、早期発見・早期治療をすれば治る確率の高いがんですが、実際には死亡者数では「肺がん」「胃がん」に次いで3番目となっています。

これは、胃がんと同じく初期症状に大腸がんとしての特徴が無いことや、検診の受診率も男性で約30%、女性では約20%と低く、発見が遅れる場合が多いからです。

血便、便が細くなる、残便感、腹痛、下痢と便秘の繰り返しなど排便に関する症状が多く、このような症状はS状結腸や直腸に発生したがんに起こりやすい症状です。

このなかでも血便の場合は特に注意が必要で、痔と勘違いして受診が遅れるケースも多いのです。

がんによる血便の特徴としては、肛門痛が無いことや暗赤色の血液が便に混じったり、黒い血の塊がでることです。

検診が大切

前記のような症状がある場合は、すぐに検診を受けることをおすすめします。

また、肛門から離れた盲腸がんや上行結腸がんでは血便に気づくことは少なく、貧血症状が現れて初めて気づく場合が多いのです。

腸の内腔が狭くなることによっておこる腹痛や腹鳴、腹部膨満感や痛みを伴うしこりもがんの症状として疑う必要があります。

発見が遅い場合としては、嘔吐などのがんによる腸閉塞症状で発見されたり、大腸がんの転移として肺や肝臓の腫瘤が先に発見される場合もありますから、とにかく違和感を感じたら急いで検診を受けることが大切です。

また、定期的な検診にも大腸の検診を加えることを強くおすすめします。


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