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困った傾向

日曜日の笑点(見た人でないとわかりませね)のお題ではないですが「時代ですかねぇ・・・」。

ときどきある相談なんですが、

例えば「子供がよく風邪をひくので、何か免疫によいものはないでしょうか?」

ほとんどのお客様は、「こういう時代だから子どもにもスピーディに効く免疫に良いものがある」と思っているみたいですが、そんなものはありません。

逆にあったら怖いです。

風邪をひくということは免疫力が弱っているか、もともと弱いということはご存知のようです。

しかし、免疫力はどのようにして強くなっていくのかということは、ご存知ないようです。

最近、と言ってももうかなり以前からですが、子どもの健康に関しての意識が過敏になりすぎている傾向だと感じています。

一番気になるのが、少しでも熱が出たらすぐ病院に行って薬を呑ませたり、市販薬を呑ませたりする親が非常に多いということです。

そういった子を思うからこその過敏な対応が、逆に子どもの免疫が育つことを阻んでいる可能性も高いのです。

子どもの免疫

子どもの免疫は、生後から6カ月位までは母親譲りの免疫力を持っています。

しかし、その後6歳くらいまでかけて段々と自分の免疫力を付けていくために、その間はよく風邪をひき熱を出します。

具体的には、熱が出るごとにひとつずつ免疫ができるというイメージで、小学校へ入るころまでにはひと通りの病気にかかって、小学生以上になるとあまり熱を出さなくなります。

もちろん、熱が出ても放っておくということでは決してありませんが、子どもの免疫ができる過程は知っておいてほしいのです。

大体39℃~40℃のところで、脳に影響の出る42℃以上にならないように体温中枢がコントロールしていることも知っておいてください。

子どもがよく風邪をひくことへの対処法としては、すぐには薬を飲ませないことや体本来の成長を心がけバランスの良い食事と運動をしっかりさせてあげることですね。

がんや重い病気にでもならない限り、子どもには免疫を上げるサプリメントは不要です。


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