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胃がんの最新治療②

胃がんの標準的な治療については「胃がんの治療方法」で解説していますが、この項では胃がんの最新治療①に引き続き、最新治療をいくつか紹介いたします。

術前補助化学療法

胃がんのステージがⅡ期Ⅲ期の進行がんとなると、手術後に抗がん剤治療を1年間行う「術後補助化学療法」が標準治療となっています。

しかし、Ⅱ期では副作用のある抗がん剤治療を1年間も継続する必要があるのか改めて研究が行われています。

そこに最近新しい流れが起こっています。

この「術後」を「術前」へシフトしようという流れで、欧米では術前になってきています。

この「術前補助化学療法」は既に食道がんでは行われており、術前の方が患者の体力もあることから、術後よりも抗がん剤を受け入れやすく、決められた量を服用しやすいということのようです。

現在はまだ臨床研究の段階ですが、将来的に進行した胃がんの化学療法は「術前」が主となる可能性が高いと言われています。

スキルス性胃がんの臨床研究

スキルス性胃がんは、胃壁の最も内側の粘膜にはほとんど変化がなく胃壁の中に広がっていくため、発見された時には既に進行がんであることが多く、5年生存率も20%程度と厳しいがんです。

標準的には、転移がなければ手術と化学療法、転移があれば化学療法と普通の胃がんと同じ治療が選択されています。

2012年8月にスタートしたスキルス性胃がんの臨床研究では、「化学療法(TS-1+シスプラチン)+ 放射線療法 ⇒ 手術」という治療方法です。

TS-1を2週間毎日服用し次の1週は休薬、ここにシスプラチンを加えて1クールとして2クール行い、併行して放射線療法を計40クレイ行った後に手術をするという方法です。

近畿大学付属病院の臨床研究のスキルス性胃がんに対する手術では、5年生存率が48%という成績だということです。

放射線療法は「胃がんでは有効性が無い」と言われていましたが、放射線治療医師が少なかっただけだという声もあり、実際には放射線治療で胃がんが完治した例も出てきているようです。


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