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膵臓がんの最新治療

膵臓がんは診断と治療が難しく、部位別では肺や胃などに次いで5番目に亡くなる人が多いがんです。

診断が難しいことで早期発見は少なく、重要な血管や臓器に囲まれているため手術ができない場合もあります。

そんな難しいがんの膵臓がんでも治療方法は進歩しており、日経電子版の記事から抜粋して説明します。

術前化学放射線療法

主に手術が難しいステージⅣa期の患者に対し、1ヶ月半の放射線と抗がん剤による治療でがんを小さくしてから切除する「術前化学放射線療法」に取り組む施設があります。

その施設のひとつ名古屋大病院の藤井講師によると、がんの大きさは平均で23%縮小し、術前化学放射線療法後の画像診断でがんが血管に広がっていても、実際に切除するとほとんど消失している場合も多いということで、これまで約40人が術前化学放射線療法後に切除を受け、2年後生存率は58%に上っているとのことです。

陽子線と重粒子線

膵臓がんの標準治療での放射線にはエックス線やガンマ線が使われますが、最先端の放射線治療として「陽子線」と「重粒子線(炭素イオン線)」があります。

陽子線と重粒子線は、一定の距離で一気にエネルギーのピークを設定できる(ブラッグピーク)という特徴があり、健康な細胞が傷付く恐れがほとんど無いのです。

膵臓がんに陽子線での治療を行う兵庫県立粒子線医療センターでは、治療効果を引き出す狙いもあり、陽子線治療と抗がん剤の「ジェムザール」の併用を試みており、膵臓がんの患者50人の治療成績を分析したところ、1年後の生存率は76.8%で81.7%は再発しなかったということです。

膵臓がんに重粒子線での治療を行う放射線医学総合研究所の重粒子医科学センター病院(千葉市)などでは重粒子線と抗がん剤を組み合わせて治療しており、対象は主に4a期の患者で、重粒子線と抗がん剤による術前治療を受けてから、手術で切除した患者の5年生存率は48%、手術で切除できないと診断された患者に重粒子線と抗がん剤を組み合わせた治療では2年生存率は35%で、重粒子線の線量を高くした場合の2年生存率49%だったということです。

しかし、陽子線も重粒子線も今は先進医療のため健康保険間適用はなく、その治療に伴う費用約300万円は自己負担となります。


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