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亜鉛などのミネラルとがんの関係

灯台下暗し?

健康食品などの食品について、新しい機能性表示が2015年4月に施行され、7月になってから新法に適合した新商品が出始めてきました。

これまでもテレビの通販や情報誌、インターネットなどで健康食品のブームは続いていましたが、首をかしげたくなるようなレベルのものから大学などの研究機関で研究されているようなものまで多岐にわたり、中にはその効果を実感する素晴らしいものや期待が感じられるものもあります。

しかし、その多くはあたかも薬のごとく「何々の成分が何々を改善する」といった対処療法的なものが多く、人間が本来持っている健康を維持する機能を補助するという基本的な健康食品は目立たなくなっています。

そんな開発費や宣伝費で高額となった新しそうな健康食品でなく、これまで長く使われてきた健康食品の方が優れている場合も多く灯台下暗しだと感じることがありますね。

亜鉛などのミネラルとがん

私がここ数年注目しているのがミネラルの「亜鉛」です。

「亜鉛」は栄養学的には必須元素のなかの微量元素のひとつで、カルシウムや銅、マグネシウムと同じ栄養機能食品として表示ができるミネラル成分です。

近年では特に、人間にとって必要不可欠な構成栄養素「亜鉛」が不足している方が多く、それが長く続いたことで重篤な病気を招き命にかかわることも少なくありません。

不足している分を補うだけで健康を取り戻すことができる、健康を維持する働きが「亜鉛」にはあるのです。

さて、改めてがん細胞は正常細胞が刺激や炎症によって変化したものです。

障害された細胞は、

に大別されます。

人間の体内では1日に約5,000個のがん細胞ができると言われていますが、免疫細胞が破壊してくれるので健康を保つことができています。

ところが、この免疫機能をすり抜けて生き残り、増殖・転移をしていくがんが人間にとっての脅威になるわけです。

この時に、免疫細胞に情報を伝達するタンパク質の「IL-6」「TGF-β」「IL-1β」などが増えます。

これらは免疫機能に重要な物質なのですが、炎症を引き起こす物質でもあり、がんによる炎症を引き起こす原因のひとつになっています。

例えば、IL-6が引き金でプロスタグランジンE2という生理活性物質が産生され、がんは炎症を繰り返し大きくなりますが、IL-6の「アクセルのふかしすぎ」をなだめるのが亜鉛です。

この流れは、リウマチの炎症や潰瘍性大腸炎の炎症の起き方と全く同じです。

自分の免疫機能が自分自身を攻撃してしまう、自己免疫疾患と呼ばれている病気です。

ところで、出来てしまったがんは生きるために永久に細胞増殖と転移を行おうとします。

がんは自分自身で生きて行くことが出来ないので新しい血管を作り、今ある血管と連結させて栄養補給する手段を確保します。

この時に血管を作るのに必要な物質が作られます。

これが「VEGF」と言われる物質です。

このVEGFを作らせなくすれば、がんに栄養を送る血管が出来なくなり、がんは移動(転移)しにくくなります。

体の中に存在する亜鉛、セレンが十分にあると「がんの転移」を抑える可能性があります。

がんの増殖に関しては、それに関わる遺伝子c‐Mycが働くことでがん細胞が増えますが、亜鉛が十分であればこの遺伝子の動きを抑制することがわかっています。

加えて、がんの増殖を抑制する遺伝子p53を亜鉛は活性化させることで、がんの増殖を抑制すると言われています。

つまり、亜鉛とセレンが不足するとがんの活動が活発になり、それに連れて炎症も起こってくる可能性が高いことがわかってきました。

亜鉛もセレンも人間になくてはならない構成栄養素です。

新しい商品ばかりに目が行き、まさに「灯台下暗し」。

亜鉛、セレンといった元々人間に備わっているミネラルを補い、正常に働かせることが「体の改善のための基本」となることは明らかです。

このような基本の上に、ご自身に合った他の成分や食品を重ねて行くことがよいでしょう。

  • 亜鉛は健康食品化されたものでも吸収率は非常に悪いミネラルです。吸収率を重視した亜鉛食品を選びましょう。

ちなみに、大阪大学医学部が中心となって亜鉛とがん細胞に関する研究が進められていますし、EUや米国ではセレンに関する研究が盛んにおこなわれ、その効果も確認されています。


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