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がん克服と漢方

私は現在、大阪の漢方くるみ薬局に勤務し主に相談業務をしています。

漢方薬局に勤務し始めて、2013年の今年でちょうど30年になりますから、そろそろベテランと言われるキャリアになってきたんだなぁと感じています。

今回は「がん克服と漢方」というタイトルですが、これまで漢方に関する記事はいくつか書いてきました。

というか、もともと漢方の知識を基礎として相談業務をしてきましたし、当サイトで書いている内容も基本は漢方的な考え方です。

西洋医学のがんに関する情報は、当サイト「がん克服 生還への道」の公開を決めてから改めて勉強し始めた次第です。

ですから、案外これまで西洋医学での漢方の導入状況に関する情報には疎かったようです。

先日の記事でも、がん総合病院に漢方が導入されたことを書きましたが、これからも積極的に漢方が導入されていく方針だということは詳しくは知りませんでした。

どちらかというと、ごく一部の開業医で漢方に造詣の深い先生が導入しているだけだと思っていました。

しかし、私自身は長年の漢方相談から、がん克服に漢方が役立つことは良く知っていましたし、実際にガンを克服された事例を何件も経験してきましたから、当ブログでも心に残っている事例を少しづつ紹介しています。

そして、これも知らなかったので驚いたのですが、「海外先進国の間で日本の漢方薬は世界でも例外的な品質の高さと保険医療の一翼を担ってきた実績とによって大いに注目される存在となっている。」(日経メディカル)ということらしいのです。

特にアメリカでは、高騰する医療費を削減できるのではないかという期待と、既存の合成薬剤の限界が明らかになってきたという事情から漢方薬に対する期待が高まり、本格的な研究と評価が開始されているとのことで、ハーバード大学などの全米トップテンの大学の研究室が漢方を研究しているようなのです。

すでに、米国食品医薬品局(FDA)は漢方薬の臨床試験を許可し、具体的な漢方薬のエビデンスが急速に蓄積されつつあり、その成果が日本に逆輸入される事態も想定させるまでになっているとのことです。

この記事は、2011年4月30日に旭川医科大学外科学講座・消化器病態外科学分野の河野透氏が日経メディカルに掲載した記事で、記事内に「がん領域での漢方薬の使い方」として同氏がまとめていますので以下に引用させていただきます。

がん領域での漢方薬の使い方
■ 抗がん剤の副作用対策
全身倦怠感 補中益気湯、十全大補湯、人参養栄湯
食欲不振、上腹部膨満感 六君子湯
骨髄抑制、血小板減少 十全大補湯
黄疸、肝障害 茵蔯蒿湯
口内炎 半夏瀉心湯
便通異常 大建中湯
オキサリプラチンの神経毒性 牛車腎気丸
タキサン系の神経毒性、神経痛 芍薬甘草湯
イリノテカンの晩期下痢 半夏瀉心湯
(EBMに基づく外科領域の漢方の使い方 第2版 一部改訂より)
このように、漢方薬が確実に抗がん剤の副作用を抑制することによって、がん克服の実現性をより一層高めているようです。

上の表については、私たち漢方に携わる者はほぼ知っていることですが、西洋医学の現場で臨床研究がさらに進み、より深く実践的な情報として私たちにもフィードバックされればと強く思いますし、積極的に情報を収集していきたいと考えています。

ただ現状では、国内でがん治療に積極的に漢方を導入している病院はまだまだごく一部ですから、ぜひ私たちをご利用ください。

私ががんに関する相談を受ける場合も、このような症状に合わせた漢方に加えて、エビデンスと実績の確かな機能性食品なども合わせてアドバイスをしています。


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