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【がん光免疫療法】期待されるがん治療

私はほぼ毎日がんに関する情報を独自の方法でチェックしています。

そのなかでも最近一番注目しているのが、近赤外線によるがん治療(がん光免疫療法)です。

この研究が最初にリリースされたのは2011年11月6日にネイチャー・メディシン誌で米国国立がん研究所(NCI)と米国国立衛生研究所(NIH)主任研究員の小林久隆氏らの研究グループの発表でした。

この治療法に注目するポイントは、副作用がほとんどないということと、8~9割のがんの治療が可能と期待されているところです。

米国では2015年から治験が始まり、学会などで公表されているデータによると、患者15人のうち14人のがんが3割以上縮小し、そのうち7人はがんがなくなったが、最初の治験で実施した1度光を当てるだけの方法では、がんが残る患者もいたということで、私はこの数字に目を奪われたのです。

光免疫療法の仕組み

光免疫療法の仕組みは、図のように特定のがん細胞に結びつく性質があるたんぱく質(抗体)とある化学物質を結合させた薬を注射すると、化学物質を結合させた抗体はがん細胞と結びつきます。

そして、テレビのリモコンなどに使われ人体に無害な近赤外光を当てると、抗体に結合させた化学物質が反応してがん細胞を破壊し、これをきっかけに免疫細胞が活性化するという仕組みです。

「抗体(こうたい)」とは、がん細胞やウィルスに感染した細胞など排除すべき細胞に結合して、白血球やマクロファージといった食細胞が貪食して体内から除去する目印となったり、リンパ球などの免疫細胞が結合して免疫反応を引き起こすサインとなったりする糖タンパク分子です。

英語ですが、以下の動画がわかりやすいので引用します。



また、小林氏によるとがん細胞への免疫細胞の攻撃を抑えている「制御性T細胞」と呼ばれる細胞を壊す方法も検討しているとのこと。

こちらは、制御性T細胞を壊すと、がんを守る「門番」がいなくなり、自身の免疫細胞のがんへの攻撃が始まるという仕組みとのことです。

光免疫療法はいつから日本で治療を受けられるようになるか

「がん光免疫療法」を臨床で適用するための治験が、今年2018年の3月にいよいよ日本で始まることになりました。

米国での治験開始から約3年を経過しての事ですか、案外早い流れだと感じています。

毎日新聞記事のインタビューでは、

楽天の三木谷浩史会長が支援を即決
 ――実用化に向けたハードルはどのように越えたのか。
 最も高かったハードルは、治験を実施するための資金を得ることだった。この治療の現実性や有効性をなかなか理解してもらえず、簡単に進まなかった。そんなとき楽天の三木谷浩史会長が支援してくれたことは大きかった。13年、三木谷さんが、がんを患っていたお父さんの治療を検討するため、私と初めて会ってから、わずか1週間で支援を決断してくれたことが、治験までの期間の大幅スピードアップに貢献したと思う。

このことは、ニュースとしてリリースされましたので、早い実用化に期待が膨らみました。

日本での治験では、最初は頭頸部がん患者が対象になるとのことです。

米国の治験で安全性は既に確認されているが、人種の差による予期せぬ副作用が起きないかを確認しなければならないという段階のようで、食道がん、大腸がん、胃がん、胆道がん、一部の膵臓がんなどへの適用も予測されており、近い将来には新しい効果の高いがん治療が普及するものと大きな期待をしています。

以下は、昨年行われた小林久隆氏のスペシャルセッションです。



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