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がん遺伝子治療

がんの治療法には、主に「手術療法」「化学療法」「放射線療法」がありますが、最近になって第4の治療法として「がん免疫療法」の研究が世界中で盛んになっています。

その「がん免疫療法」の中から「遺伝子治療」について解説いたします。

がんの遺伝子治療とは

がんの遺伝子治療とは現在大きく2つに分けられ、抗がん免疫活性を持つリンパ球にその活性を高める遺伝子を導入して生体内に戻す「受動免疫強化療法」と、がん細胞にサイトカインなどの遺伝子を導入したり、がん特異的抗原の遺伝子を正常細胞に導入してがん抗原特異的な免疫を誘導する「ワクチン療法」が研究され、欧米では臨床応用され始めています。

受動免疫強化療法

リンパ球からがんに特異的リンパ球(腫瘍内浸潤リンパ球:TILなど)を採取して増やし、そこに抗がん効果を増強する遺伝子を導入して患者の体内に戻すことによって抗がん免疫の効果を増強するという治療方法です。

これまでに、TILに腫瘍壊死因子(TNF)やインターロイキン2(IL-2)などサイトカインの遺伝子を導入した後に患者に戻すという遺伝子治療が行われてますが、現時点では臨床的に意義のある治療効果は得られていません。

ワクチン療法

がんのワクチン療法は、がん細胞に免疫反応を増強するような遺伝子を導入してそれを接種する「腫瘍ワクチン療法」と、がん特異的抗原の遺伝子を直接体内に接種するDNA(RNA)ワクチン療法に分けられます。

腫瘍ワクチン療法

がん細胞にサイトカインや接着分子などの遺伝子を導入し、がん細胞が増殖しないように放射線を照射した後に患者の体内に戻す方法です。

これまでに、悪性黒色腫(メラノーマ)や腎臓がん、線維肉腫などで多数例試みられていますが、T細胞のがん内への浸潤やがん細胞特異的免疫担当細胞の誘導、遅延型過敏反応などは確認されているものの、臨床的な有用性を確認するまでには至っていません。

また、T細胞受容体からのシグナルを増強するのを助ける補助分子(補助刺激分子)のひとつである「B7遺伝子」をがん内部に直接接種する遺伝子治療も行われていますが、有意な治療効果は確認されていません。

DNA(RNA)ワクチン療法

DNA(RNA)ワクチン療法は、まず免疫反応を増強するような遺伝子をがん細胞に導入し、そして患者には腫瘍がん特異的抗原の遺伝子を接種してがん抗原に対する抗原特異的免疫反応を誘導する方法で、臨床応用が進められていますが、現時点ではその臨床的有効性はまだ証明されていません。

また、樹状細胞にがん特異的抗原遺伝子を導入することによって樹状細胞の抗がん活性が高まることが期待されています。⇒「細胞免疫療法(免疫細胞療法)」


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